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『ガールズ編しごと準備講座 第2回修了者調査報告書』を公開しました

2018年初夏から準備し、8月に「ガールズ編しごと準備講座」修了者(第9期~17期)のみなさん167名にアンケート票を送り、ご協力をいただきましたアンケート調査の結果および分析レポートを、このたび報告書として公開しました(A4判78ページ)。

回収は74件、回収率47.1%と5年前の前回調査より高い回収率となっています。ご協力くださいましたみなさまに、心より感謝申し上げます。

「家事・介護についてどう感じているか」「ガールズ講座はどのような点で役立ったか」「社会参加体験はどのような点で役立ったか」「『ガールズ支援事業』を利用してから現在までにしたことは?」「自分の将来について感じていること、考えていること」「質問への回答以外に伝えたいこと」等の自由記述には、大量の書き込みをいただきました。全件を収録しています。

 

〈 目 次 

は じ め に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

1 調査の目的  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

2 アンケート調査
(1)調査の概要  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
(2)調査結果   ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4
1) 回答者について
2) これまでの経験について
3) ガールズ講座・社会参加体験(ボランティア)の役立ち度について
4) 『ガールズ支援事業』を利用したあとの行動、活動について
5) 現在の状況について
6) 自由記述

3 調査結果の分析
(1) 事業の有効性 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥43
(2) 修了者の現在の状況とこれまでの経験について‥‥‥‥‥‥‥‥‥51
(3) 今後の支援のあり方について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥54
(4) 支援者・研究者の所感 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥57
自立や就労の手前に「安心できる場」が必要 (林恭子)
生きることを励ます「ガールズ講座」の取り組み (杉田真衣)

【資料編】‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥61
調査票/ガールズ講座 チラシ講座プログラム(第8期/第17期)
ガールズ講座 参加のルール社会参加体験受入先と体験内容

 

調査結果の要約

〈 全 文 〉

『ガールズ編しごと準備講座 第2回修了者調査報告書』

 

〈 はじめに 〉 

公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が管理運営する横浜市男女共同参画センターでは、2008年度に実施した「若年女性無業者の自立支援に向けた生活状況調査」の結果を踏まえ、2009年度より「ガールズ編しごと準備講座」(以下、「ガールズ講座」という)を開始した。それ以来、若年無業女性を対象とする支援プログラムを拡充しつつ、継続して実施してきた。具体的には2010年度に就労体験の場「めぐカフェ」を開設し、さらに地域のNPOや企業の協力を得た社会参加体験(ボランティア)プログラムを2013年度からの試行実施を経て2015年度には本格的に開始した。現在では、これらの支援プログラム全体を「ガールズ支援事業」と総称している。

プログラム参加の入口であるガールズ講座は、2019年3月末現在で20期を終え、修了者は約420人に上る。11回の連続講座で時間をかけて自分を見つめ、情報と仲間を得る場を提供する本講座は、就職に直結するスキルアップではなく、仕事をする以前に必要な「生きるための土台となる自己肯定感を持つこと」を意図し、プログラムの改善を重ねてきた。
本調査は、2013年度に実施した修了者調査から5年を経て、二度目の調査を行ったものである。本調査の結果からは、前回調査時にはなかった社会参加体験等のプログラムを通じて、修了者は講座で得た安心感と気づきから一歩進み、地域の多様な人との関わりの中で社会に参加するきっかけを得、自信を高めていることがわかった。さらに(回答者の)就労率も大幅に高まり、8割を超えていた。受講前の悩みについては前回調査と同様に、多くの人が「働くのに不安や怖さが先立つ」「自分に自信がなく、自分を否定してしまう」「次に向けて一歩を踏み出すきっかけがつかめない」を挙げている。それにもかかわらず今回、8割を超える人が就労していたことは、自己肯定感の向上のみならず、就労についても支援事業の有効性が高まったものと言えるだろう。
このことは、単に講座による効果ということではなく、むしろ講座をはじめとする支援事業を主体的に利用する修了者自身が自分の可能性に気づき、地域等でのさまざまな体験によって自己信頼を回復し、自ら生み出した結果であるだろう。寄せられた多くの声からは、ガールズ講座で「安全な場」を体験したことが、時を経て次の社会参加行動へとつながっていったことが読み取れる。
調査に回答し、子細な記述を書き込んでくださった修了者のみなさま、今回原稿を寄せてくださった林恭子さん、杉田真衣さん、若年女性を活動の場に快く受け入れてくださっている地域のNPO等団体の方々に、深く感謝申し上げたい。私たち男女共同参画センターのみでできることは多くない。これからも「安全な場を作ること」を大切にし、地域のみなさまの力を借りながらこの事業を継続し、広げていくことができれば幸いである。
(2019年3月)

 

※追 記

なお、『ガールズ支援事業』の次の段階として2010年より取り組んできた「めぐカフェ」就労体験については、先に『「めぐカフェ」就労体験修了者調査報告書』を公開しています(2019年1月)。ぜひ、本報告書と合わせてごらんください。