「フォーラム通信」2024年冬春号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2024年冬春号の特集は、「女性・スポーツ・ジェンダー」「サッカーをあきらめなくていい」。


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特集2サッカーをあきらめなくていい©YOKOHAMAFCSEAGULLS2023シーズンキャプテン吉田凪なぎ沙さ選手にインタビューYoshidaNagisa1週間月OFF練習/仕事試合練習試合火水木金土日1日5:008:00起床(移動)練習ケア昼食仕事10:0012:0018:00(移動)夕食22:00就寝●シーガルズ選手のスケジュール平日は、午前は練習、午後は仕事をしています。週1日オフがあります。食事はバランスよく摂ることと、極力翌日には疲労は残さないことを意識して心掛けています。2023シーズンのキャプテン吉田凪なぎ沙さ選手からは、新体制での変化や、サッカーと仕事の両立について、お話を伺いました。は、精神面でも大きい変化だと感じています。―体調管理について女性のからだの特性上、毎月の月経サイクルはありますが、試合スケジュールに合わせて、ピルを内服して月経サイクルをコントロールすることはしていません。女性スポーツ界全体に共通することですが、月経痛の症状が重い選手は、体調に応じて休息や、ピルを内服して調整をしています。―新体制になっていかがですか?2023シーズンから監督・コーチ陣全員が女性になったことで、生理による体調不良の面では相談しやすくなりました。女性指導者側が選手の生理の影響による体調変化を気にかけてくれること―サッカーと仕事の両立についてプレナスなでしこリーグ1部(アマチュア)に所属するニッパツ横浜FCシーガルズの選手たちは、サッカーと仕事を両立する生活を送っています。アマチュア選手だからこそ、働く職場からの応援や写真提供:ニッパツ横浜FCシーガルズ吉田凪沙(よしだなぎさ)2021シーズン、ニッパツ横浜FCシーガルズ(横浜市戸塚区)に移籍。2023シーズン、キャプテンに就任。背番号5。ポジションはミッドフィルダー(MF)。1996年徳島県生まれ。小学生からサッカーを始める。オンとオフの切り替えが得意で、オフをモチベーションに、サッカーと仕事に奮闘中。サポートを得られ、地域とのつながりを築くことができます。身近なサポーターをつくり、そこからサポーターの輪が広がっていくことは、アマチュアチームならではのメリットだと感じています。―これから発信したいこと3〜2選手の平均年齢は、24歳なのですが、観戦席にはまだまだ同世代が少ないなと感じています。横浜市の皆さんに「知ってもらう」ことで、私たちと同世代を含め、たくさんの方に応援してもらえるような活躍をしたいです。「サッカーは男子スポーツ」というイメージが先行しがちですが、年齢や性別に関係なく、スポーツを選択する自由が広がればいいなと思います。7フォーラム通信2024冬春号


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