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©YOKOHAMAFCSEAGULLSニッパツ横浜FCシーガルズインタビューニッパツ横浜FCシーガルズ(横浜市戸塚区)は、初の女性監督、女性コーチ陣、女性ゼネラルマネージャー(以下「GM」)の新体制で、2023シーズンのスタートを切りました。2023シーズンよりGMに就任した斉藤織恵さんから、女子サッカークラブを女性が運営していく意義や、サッカー界の女性活躍推進に向けた思いなど、お話を伺いました。特集2サッカーをあきらめなくていい―GM就任のきっかけを教えてください。2023年1月にニッパツ横浜FCシーガルズのGMに就任しました、斉藤織恵です。仕事は、女子サッカークラブの事業統括をしています。クラブ経営に関することはもちろん、広報PRも行っています。サッカークラブのGMと聞くと、サッカー経験のある責任者が選手選抜をすることをイメージする人もいるかと思います。私自身、サッカー競技の経験はありませんが、約20年間、さまざまな形でサッカー界に携わってきました。その中でのご縁があり、オファーをいただいたことがきっかけです。最初は競技経験がないので悩みましたが、セラピストとして独立して事業をしている経験も活かし、貢献したいと思いました。GM就任にあたり、マネジメント層からは、男性スタッフが深く入り込めないところを見て欲しいとの要望がありました。女子サッカーだからこそ、女性の指導者やスタッフを配置することで、対話によるコミュニケーションがより円滑になるだろうとの考えから、新体制に方針転換した経緯があります。―GM就任後、サッカー界で感じる、ジェンダーギャップはありましたか?より近い位置からサッカーをさま5フォーラム通信2024冬春号