「フォーラム通信」2021年冬春号

横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2021年冬春号の特集は、「私、の夢」「コロナ疲れを感じているあなたに」です。


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みんなの私、の夢私、の夢IT分野のジェンダー格差の解消WaffleCEO田中沙弥果さん現在、IT業界の女性技術者の比率は15%以下。日本の大学で工学を専攻する女性比率は15%以下でOECD加盟国の中でもワースト1位です。大学入学時ですでに男女比が偏っている現状を変えるべく、女子中高生へのIT教育と政策提言を実施しています。今後どの分野にもITが関わっていきます。誰もがバイアス(偏見)や固定観念に囚われずに自分の興味とITを掛け合わせて社会の作り手になることを願っています。たなかさやか1991年生まれ、大阪府富田林出身。小中高は田舎の公立・共学に通う。2019年にIT分野のジェンダーギャップを埋めるために一般社団法人Waffleを設立。2020年には日本政府主催の国際女性会議WAW!2020にユース代表として選出。SDGsYouthSummit2020若者活動家選出。情報経営イノベーション専門職大学客員教員。ForbesJAPAN世界を変える「30歳未満30人の日本人」2020受賞。日本政府主催の第四回「ジャパンSDGsアワード」受賞。すべての人が必要なときに必要な性知識やサービスが得られるよう、制度や仕組みから変えていきたい!何らかの暴力被害経験のある女性が周りから落ち度をあげつらわられて責められることのない社会リアライズYOKOHAMA代表WEN-DO講師ウェンドー被害者本人が、自分で自分を責めることなく、どんな暴力も加害者が決定し、行動に移したことが問題であり、暴力はすべて加害者の責任であることを誰もが理解している社会になることを願い、日々、活動を続けています。橋本明子さんはしもとあきこ自身の性的虐待のサバイバーという視点から、暴力の長期的影響を深く実感。女性が自分自身の身を守るためにはどうすればよいかを学ぶことを目的として、2003年、「リアライズYOKOHAMA」を立ち上げ、女性のための護身術『WEN-DO』の普及を中心に、「障がい児・子どもを対象とした性教育プログラム」等を行う。全ての女性や子どもに正しい知識を伝えて理不尽な「経験」を持たずに生きていって欲しいと心から願っている。性教育プロデューサー慶應義塾大学総合政策学部2年中島梨乃さんなかしまりの性で傷つく人・傷つける人を一人でも減らしていくため、性教育プロデューサーとして、性教育に関心を持ってもらえるような「きっかけづくり」を行っている。大学内で生理用品を全てのトイレに無償設置するキャンペーンや、性に関するメッセージを容器に印字したタピオカドリンクの配布などを実施。ABEMAオリジナルドラマ『17.3aboutasex』を監修。フォーラム通信2021冬春号4


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