「フォーラム通信」2020年夏秋号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2020年夏秋号の特集は、「私、のなやみ」「自分のためのこころとからだのメンテナンス」。


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私、のなやみ特集2自分のためのこころとからだのメンテナンス★ぷるすあるは精神科の看護師細尾ちあきと、医師で代表の北野陽子がオリジナル絵本など心理教育ツールの制作・普及のため立ち上げたNPO法人。精神障がいやこころの不調、発達凸凹を抱えた家庭や、さまざまな事情の中で頑張っている子どもたちを絵本やホームページ「子ども情報ステーション」などの情報コンテンツを通して応援。大人からも「自分の生きやすさを探すヒントがいっぱい」と人気を集めている。新聞や雑誌への掲載多数、著書に『生きる冒険地図』(2019、学苑社)等。新型コロナウイルスの影響が生活のあらゆる場面にでてきています。仕事、学校、収入減や失業の不安、生活の変化、介護の負担、家族と過ごす時間が増えた負担…。このストレスがかかる状況でとりいれたい、こころとからだのメンテナンスのヒントを紹介します。できることから、できる範囲で。心構えとして、まず、この状況はストレスがたまるものだと知識としてもっておけるとよいです。生活のなかでできる工夫には、いつもの習慣を取り入れる、生活リズムをととのえる、人とつながりを保つ、家でぎゃーとなりそうなときは早めにこまめに外に出る、などがあります。ワイドショーがだらだら流れていたり、スマホをずっと見ていたりしていませんか?メディアやSNSから意識してはなれることも大事です。いつもよりも手を抜いて、エネルギーを温存して、自分にもまわりにも甘く…くらいがちょうどよいかもしれません。「コロナに負けるな」のスローガンもみかけますが、「しんどいな、不安だな」を正直に言える方がよいと思います。みんながしんどいからといって、誰かとくらべたり、我慢しなくていい。そして、ひとりだけでかかえずに…SOSをお願いします、使える制度や支援は使ってください、とお伝えしたいです。*セルフケアのヒントを18項目にまとめたものの一部です。ぷるすあるはが運営するサイト「子ども情報ステーション」ではダウンロードして使える自分メンテナンスのアイテムを多数掲載しています。大人の方にも!7フォーラム通信2020夏秋号


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