「フォーラム通信」2019年秋号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2019年秋号の特集は、「私、のからだ」「私、の生理ちゃん」。


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私、のからだ特集1私、のからだインタビューSHELLYさん●シェリータレント・司会者1984年生まれ。横浜市出身。日本テレビ「ヒルナンデス!」、「今夜くらべてみました」など多数の番組、CM、雑誌などで活躍中。幅広い世代から支持されている。司会を担当しているAbemaNews「Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜」は、毎回、女性の生きづらさ、ハラスメント、性教育、男女の価値観の違いについてなどのテーマを掘り下げ、共感を呼んでいる。フォーラム通信2019秋号2私、のからだとセルフイメージ14歳からモデルをしていますが、モデルの仕事は、あるもので闘うしかないので、調整するといったらやせるしかない。だから、高校生のころは結構、いろんなダイエットをしました。特に日本では、〝やせていることが正義〟みたいな空気が社会の中に刷り込まれていて、学校でも何がやせるらしいっていう話題ばかり出ました。友だち同士で「細ーい」って言い合って謎に手首の細さを測ったり0代ってやせなも、ありましたね。でも1いじゃないですか。一番いいからだに仕上がろうとしてる時に、何を自分で削ろうとしてるんだ?って今は思うんですけど。20代でテレビの仕事をするようになって、モデルのころより食べ物のことから頭が自由になったというか、自分の体形を受け入れられるようになったんです。それはそれで私の魅力、って。そこからは健康志向にスイッチ。太らないためには?と思っていたのを、からだに良いものを入れよう、と考えるようにしたら、健康にもなったし太りづらくなりましたしね。そもそも、いろんな体形があって当たり前なんですよね。背が高い子、低い子、ころっとした子、がりがりの子……。日本の謙遜の文化は美しいなと思うんですが、最近、謙遜から自虐までの距離が短くて、〝自虐しない奴はめんどくさい〟〝自分のこと分かってない〟〝自分のことかわいいと思ってるでしょ〟みたいになりすぎています。


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