003【横浜連合婦人会館史を読む】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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60%くらいでちょっと多いです。会員の男性たちの多くは定年退職後に参加している。そうすると、ピラミッド型社会に慣れていて、会長とか副会長とか役職がついてる人が上だという考えが抜けないわけ。それは単なる役割なんだけど、どうしてもね(笑)。本当は、フラットな場で、お互いの考えをさらけ出す場が必要なのではないかと思います。性別に関係なく自立した人間として、ともに活動することによって意識が変わってくる。頭だけじゃなくて、手足を動かすことで変わってくるのでは。変われるんじゃないかという希望をもっています。森:私は、この冊子を通して、思ったことが3つあって。1つは、自分のなかで「放っておけなかった」こと、とげが刺さったこと見てしまったことを、見ないことにしない。時代が変わっても、性別がどうであれ、とげが刺さることは大なり小なり皆あるはずなんですよね。それに対してちょっとでもできることはなんだろう、と動いていくことは、結果として誰かと一緒に生きていくことになるんじゃないかなぁということを、思っています。2つ目は、リーダーシップについて。横浜連合婦人会は、いわゆるピラミッド型というより、逆ピラミッド型のようですよね。バザーをやっている人たちが一番楽しんでいて、それをリーダーが下から支えていく。それを学んでいきたいなと思いました。3つ目は、先ほど嶋田さんが言ったことと重なるんですが、私たちの団体は女性ば横浜連合婦人会館史100年のバトンを受けとる168


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