003【横浜連合婦人会館史を読む】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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日書き出したというのだけど、それをまとめて本にして、お餞別をくれた人にお返しに持っていったという。あとは、やっぱり商売は「記録」が必要ですからね。領収書なりなんなり。森:残せる力があったのももちろんですが、残す必然性があったんだろうなと思いました。佐藤ヤスさんが回顧録で関東大震災という「大災難を切り抜けるためには多数の力を集めなければならぬと痛感した」と書かれていますが、それぞれの文化をもった団体がひとつの連合体となって活動して、力を発揮するには、ちゃんと記録を残さないといけないという必然性があったのでは。寄付をもらっている団体だったってことも大きかったのだと思いますが、やはり記録を残すことは必要だったのかも。嶋田:立ち上げのときは23団体でしたっけ?こんなに宗教を超えて、職業を超えて、多くの団体が集まるなんて、改めて異質な団体ですよね。森:時には異なる宗教団体が一緒に活動するのは難しいこともあると思うんですけど、嶋田さんが言われたように、なにを大目標に据えるかがはっきりしていると、そのために連帯できるのかな。異なる集団が一緒に活動する……で思い出したのですが、昨夜、モーリタニア(※モーリタニア・イスラム共和国。アフリカ北西部の共和制163【座談会】「横浜連合婦人会館史」からいま受け取ること


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