003【横浜連合婦人会館史を読む】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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色々複雑な背景がありますが、1948年、全く違う文化をもった人たちが遠方から集まって国を作った。イスラエルって、人口ひとり当たりに占めるスタートアップ数は世界最多なんですよね。いろんな人が交わる中でいろんな課題が出てくるんだけど、だからこそ、新しいものを作ろうというエネルギーも生まれる。そういうエネルギーを生むために必要なものが2つあって、1つ目は、背景が違う人間同士だからとにかく話さなきゃいけない。たくさん話し合うこと。2つ目は、学ぶことを大事にしているということ。教育にとても力を入れている、と聞きました。それを思い出しながら、この「婦人会館史」をみていると、話したり、ぶつかったり、出会ったりするためにも場所が必要だし、ともに学ぶためにも場所が必要だったんだろうなぁ、と。収録されている年表等をみても、いろんな勉強会を熱心にしていますよね。それは、知らないことを知ろうとする、今自分たちが知っている範囲で考えない、ということですね。時局をみてバランスをとる、経営者の手腕嶋田:少し違う話ですが、横浜市の婦人団体の調査をしたとき、戦前から続いている団体はキリスト教矯風会とYWCAだったんです。この2つにどんな特色があるんだろうと調べると、拠点があったこと、なんですよね。この調査をきっかけに、私は0年史(『この岩の上に横浜YWCA八十年史』1993年発行)にYWCAの8159【座談会】「横浜連合婦人会館史」からいま受け取ること


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