003【横浜連合婦人会館史を読む】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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会活動をする女性たちが、経理経営の手腕を持っていたというのは、商業都市横浜独自のかたちなのかもしれません。「私もできるかもしれない」を生んだリーダーシップ森:渡辺たまさん、野村美智さんというリーダーシップのあるお二人以外にも、回顧録のなかで、牧内しげさんが「資金が十分にある仕事と異なるし、自信も経験もないことだったけど、バザーが成功してとても嬉しかった。次も何しようか心から楽しみ」ということを書いていて。いま私たちが、こまちぷらすや、こまちカフェの事業をやっていて、【自信がない】→【でも何かできたときに嬉しい】→【次は何ができるか考える】というサイクルが生まれてくる、この原点と同じものを感じたん横浜連合婦人会館史100年のバトンを受けとる152ですね。「こんな自分」と思っているときにでも参加できる、という土壌が作られているのが本当にすごい。社会活動は、一人の事業家がいてもできない。たとえ事業家の妻で、スキルや資金力、リーダーシップがあっても、それを一緒にやっていきたいという気持ちや皆のエネルギーがないとできないことですよね。一緒にやっていく森祐美子さん


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