003【横浜連合婦人会館史を読む】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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横浜連合婦人会館史100年のバトンを受けとる136「横浜貿易新報」1929年5月24日(上)、6月11日(下)場所は中区宮崎町二番地。現在の西区紅葉坂の中ほどになる。木造二階建てで、建坪は二一八坪、一階にはホール、大講堂、食堂、二階にはホール、陳列室、図書室、茶室、日本間などがある。借金が一万七千百円あり、今後の事業であげた収益で返済していくことになるが、集まる場所ができたことは、どんなにか嬉しく、活動にも弾みがついたことだろう。事業として目立つのは、リボン刺繍造花講習会、染色講習会、色と服装につき講習会、正宗式洗濯講習会、缶詰講習会、小原流盛花講習会、西洋作法講習会など実用的なものが多い。ひんぱんにバザーや不要品交換会があるのは、家庭製作品奨励会からの流れで、収益があがるとともに、会員にとって大きな楽しみだったようだ。これに対して龍谷大学教授の海野幸


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