001【表紙~本冊】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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どでありました。会員は会の費用を節減し、いつでも各自弁当を持って三日も四日も働きました。その上に係が別になって互いに一銭でも多く純益のあるよう報告したいと考えております。何年の後であったか銀行の方も返済が出来たとご報告があった時は、涙の出るほど喜んだのであります。かく震災後の復興事業が連合婦人会を起し、事業が会館の必要を痛感せしめ、会館の建築費消却のために一致団結して多くの婦人会の活動を促して市のために相当の貢献をしたのであります。こうして会のために一致協力して楽しく働かせていただいたのも、会長渡辺玉子夫人、上郎やす子夫人、野村美智子夫人方の尊い御精神と御人格の発露のしからしむる所と今更ながら深き尊敬と感謝の念が起こるのであります。「横浜貿易新報」1924年8月30日75横浜連合婦人会回顧録


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