001【表紙~本冊】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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横浜連合婦人会館史100年のバトンを受けとる30横浜連合婦人会では、会館設立のために、一口十銭の募金を募り、建築費の3分の1ほどの費用を工面したそうです。横浜連合婦人会館がつくられた当時の十銭は今でいうとどれくらいの価値があるのでし0キログラムの標準価格は、1930(昭和5)年にょうか。例えば、昭和初期の白米1二円三十銭だったそうです。ちなみに、2020年、横浜での白米5キログラム(国内産、精米、袋入り「コシヒカリ」)の価格は二、四三三円です。とても大雑把に計算をすると、1930年の白米1キログラム二十三銭、2020年は四八七円くらいでしょうか。つまり、これまたたいへん大雑把に捉えると、現在の価格は当時の二千倍ちょっとです。そうすると、当時の十銭の価値は、二百円程度と言えるかもしれません。なにしろ、消費水準がまったく異なる時代の数字を対照させることはとても難しいことで、はっきりと比べることは簡単には出来ません。でも、自分の身近に感じるためには、ちょっとした手掛かりが欲しいですよね。ちなみに、当時の東京銀座のカフェのコーヒーの値段も十銭。1927(昭和2)年に


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