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転勤族、子ども3人を育てながら起業。 女性の「思い」を「かたち」に支援する女性起業アドバイザー
転勤族、子ども3人を育てながら起業。
女性の「思い」を「かたち」に支援する女性起業アドバイザー
株式会社ソフィットウェブコンサルティング 代表、webコンサルタント 吉枝 ゆき子さんYoshieda Yukiko
- 取得資格 特技
- ITコーディネーター、web解析士上級
- わたしの強み
- webによる集客と女性起業の両面を知っていること
- このしごとに必要な力は?
- 課題発見力、創造力、傾聴力
- 年齢
- 40歳代
- 家族
- 夫、子ども3人
- (株)ソフィットウェブコンサルティングHP
- http://www.sophit.biz/
3人の子育てと転居3回、転職3回
大学卒業後、手に職をつけようとSEとして大手電機メーカーに入社し、結婚・3人の子育てと3度の転勤・3度の転職を経て、起業しました。初職の会社では小学生が使うアプリケーションの開発・仕様担当をしました。すごくやりがいのあるしごとだったけれど、遠距離恋愛だった夫との結婚のため異動しました。それが、後から悔いになりましたね。しごとの出会いも、人との出会いと同じく貴重なものでした。
関西では営業部に配属されました。第2子の育休明け、しごとと育児の両立の難しさを感じていたタイミングで転職しました。転職先は小さなシステム会社でしたが、週に2日出社・3日在宅勤務と融通をきかせてくれ子育てしながら働きやすい環境でした。今、注目されている在宅勤務の先駆けだったと思います。それから数年で、夫の転勤で静岡へ。完全在宅ワークを認めてもらい、しごとは続けていました。そんなとき、「SOHOしずおか」という公的な創業支援施設の女性起業家セミナーに参加し、「起業」という働き方を知りました。そのセミナーの仲間と一緒にイベントを開催したとき、私はネットの告知とチラシ作成を引き受けたんです。会社では私よりシステムに詳しい人がたくさんいて、私程度の知識が誰かの役に立つとは思っていませんでした。その時の気づきが今の私のしごとのきっかけになっています。
前職で得たスキルを活かして起業
静岡にいたときは、起業したいけれど何をすればいいか、わかりませんでした。それからまた夫の転勤で横浜に転居したのですが、在宅で働いていたシステム会社が解散になり、担当していたHP制作のしごとを引き受けることに。今思えば、そのお客さんが私にとっての第1号です。
その後転職した起業コンサルタント会社では起業のノウハウを、アフィリエイトスクール会社ではネットでの集客のノウハウを学びました。そこで気づいたのが、女性の起業動機の純粋さ。儲けることだけでなく「社会の役に立ちたい」という動機の方がとても多くて。私は、女性の起業に特化して支援するしごとを立ち上げたいと思うようになりました。そして、自分でやりたいようにやるんだったら、独立しかないと。事業を起こした頃、男女共同参画センター横浜の「女性起業UPルーム」でナビゲーターの公募があり、受託することになりました。女性起業UPルームでは、起業家を目指す女性たちの個別相談、ホームページに関する相談を行っています。今まで起業に向けて自分自身が悩みながら学んできた自分の経験が活きていると感じています。
強みを活かしつつ自分を補完するパートナーとつながる
私の起業アドバイザーとしての強みは、webによる集客と起業のノウハウを両方知っていることだと思いますが、今後はもっと経営者の発想を身につけたいです。今、女性の起業家はどんどん増えています。ただ、人を雇うというステージまで登る人はまだ少ない。私自身、人に託すのが苦手ですが、アドバイザーとして女性が経営者にステップアップできるような支援をするためにも、私自身も変わっていかないといけませんね。
最近、外部パートナーと何人か知り合うことができました。私が不得意なところを得意とするパートナーとつながることで、アドバイザーとしての枠をより広げていきたいと思っています。