「フォーラム通信」2020年夏秋号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2020年夏秋号の特集は、「私、のなやみ」「自分のためのこころとからだのメンテナンス」。


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Report事業レポート横浜市男女共同参画センターの取り組みを紹介します男女共同参画センター横浜【相談センター】相談からグループへ〜性暴力サバイバーのためのセルフケアグループ紹介〜2020年2月7日(金)、「相談からグループへ〜性暴力サバイバーのためのセルフケアグループ紹介・体験セミナー」を開催し、全国から約30人の支援者が集まりました。当日は、フォーラムが臨床心理士の熊谷珠美さんと共同開発した「そよら」のプログラムの特徴を紹介。実際のグループの進行と雰囲気を体験し、ピアの力(なかま同士の支えあいの力)を引き出すためのポイントを学びました。セミナー後の交流会では、それぞれの現場の課題をシェアし、安心・安全な場づくりについて意見を交わしました。内閣府の調査※では、女性の12〜13人に1人が「相手の性別を問わず無理やりに性交等されたことがある」と回答しています。そのうち6割は、だれにも相談していません。ここ数年、法改正や支援制度の整備など、性暴力をめぐる環境は大きく変化しています。こうした機運の高まりに合わせ、各地の支援者がつながり合い、性暴力サバイバーが安心して暮らせるコミュニティづくりがいっそう求められています。※内閣府「男女間における暴力に関する調査」(平成29年度調査)より性的な傷つきを体験した女性のためのセルフケアグループそよらフォーラムが開催しているグループ。性的な傷つきとその後に起こりやすい気持ちや心身の状態について、進行役をまじえて話し合ったり、アートを使ったワークを行う。詳細は、フォーラムのHPまたは相談センターへ。℡045-862-5058参加者特典として、「そよら」実施マニュアルとワークシート集(冊子)を配布しました。マニュアルの一部をHPで公開しています。参加者の声会場後方にはそよらの実際の会場(撮影自由)を再現。アロマを焚き、お花やアート用品を飾りました。支援を次のステップに進めるためのヒントを得られたグループの効果を実感したフォーラム通信2020夏秋号12


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