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『シン・ゴジラ』・・・の「仕事」をするおとなたち。 「礼はいりません、仕事ですから」 感謝する矢口蘭堂(主人公)に、統合幕僚長の財前がわずかに微笑んで応えるシーンが印象的でした。 『シン・ゴジラ』では、みなひたすら「仕事」をしています。スーパーヒーロー不在、特殊な武器もない。ゴジラに立ち向かうのは、ごく普通の働くおとなたち。男だから女だからと言い合うこともなく、淡々と自分のするべき仕事をし、相手の仕事に敬意を払う、ただそれだけ。そしてその当たり前の「仕事」の積み重ねが、(とりあえず今のところは)ゴジラを封じる。 何度も何度も観ているのですが、そのたびに「仕事、がんばろう」と元気が出ます。そして窓の外にゴジラが来ていないか、ちらりと確認せずにはいられません。渡辺裕子 横浜市在住、TV大好きイラストレーター。TWITTER@SATOHI11『シン・ゴジラ』『ゴジラ FINALWARS』(2004年)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。ある時、東京湾アクアラインのトンネルで崩落事故が発生。首相官邸で開かれた緊急会議では、事故原因をめぐって議論が紛糾するが…。エンタメあれこれ特集テーマに沿ったおすすめ映画・ドラマをご紹介渡辺裕子’SWEBSITE検索脚本・総監督/庵野秀明製作・配給/東宝出演/長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ他製作年・国/2016年、日本©2016TOHOCO.,LTD.フォーラム通信2018春号 8
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