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関東大震災で校舎が全壊し、託児部だけを残して閉校、現在の中村愛児園に発展した。議員の三宅千代、佐伯きぬ、山下せうらの名が確認できる。メソジスト伝道会社が一八八七年に戸部に開いた婦人英語会は、一九〇〇年に伝道と教育を目的に各種学校愛隣女学校と改称。二宮も関わり、春秋二回「母の会」を開く。相沢託児園は、日露戦争で出征した軍人家庭、特に母親が働かなくてはならない家庭の幼児を昼間預かる戦時保育所で、一九〇五年に二宮が設立した保育施設である。二宮やヴァンペテンらの募金集めにより維持された。日本人経営のキリスト教幼稚園である神奈川幼稚園は、二宮が一八九三年に創設した。一九一四年に受けた地方功労者表彰の事績には、神奈川幼稚園で女中会を開いていることが評価されている。この幼稚園は青木町(現、桐畑)にあり、二八年に園舎拡張の募金を集めたときの発起人に、評一八八九年に発会した横浜婦人慈善会では会計を務め、慈善会病院建設のための募金集めに尽力した。また、二宮が力を入れたのは、横浜基督教婦人矯風会で、『二宮わか女史小伝』(一九三二年)によれば、一八九二年に二宮の斡旋により創設されたとある。正式には九四年に東京婦人矯風会が全国組織を目指し、日本基督教婦人矯風会と改称したのを機に横浜支部として活動を始めた。二宮は、本部理事、横浜婦人矯風会の支部長を長年務め(一九〇五～二九年)、横浜の矯風会運動を引っ張った。二五年に開設した横浜支部付属の婦人ホームや授産所の代表も務めている。その他、一九二三年に「母の会」と名付けた貯蓄組合を創設。横浜基督教女子青205人物・団体註
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