001【表紙~本冊】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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復興すべく成りし此の会建物いみし宮崎の丘あつまり集ひ結ひつる会のぞみ抱きて生れつる会二、手弱女の小さきかひなに大いなる三、女もて作れる会のこと〴〵く四、学びやの教の母も加りていや盛りなり此の婦人会五、全国にさきがけ作る常設の六、麗しき真珠白玉あつまりて黄金の港つくりなせしか七、とり〳〵に色美しき姫百合の八、名にし負ふ玉子の君を助けます九、を指折りかそへ来れば真砂なす十、進みては失職の人物足らぬきはも助けて尽くす人道安子和歌子の君もありけり浜のよき人みちに満ちつる中にひいてし一輪の花十一、或時はバザーを開き廃物と死蔵の品を復いかしけり十二、真盛りは錦織りなす紅葉坂色もこゝろも目出度かりしを十三、四方の海むつひ親しみ大御代をいやひらかんの集ひさへせし十四、春の花秋の紅葉を送へたのしみ尽きぬ時もありしか十五、世の中は夢か現つか束の間に会の棟梁つゞき逝きます十六、なる子刀自みまかりして岡野刀自ひき籠ります淋しさもあり十七、人の世の栄枯盛哀たちまちに百のすかたもかはり果てつる十八、二十年の会の願いもはたらきも伝へんとてや綴る文まき十九、時田刀自誘ひましつるそのかみをおもへはてなし会のもろ人65横浜連合婦人会回顧録


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