毎年11月12日~11月25日は「女性に対する暴力をなくす運動期間」です。期間に併せて、パープルリボン啓発サロン トークイベント~声をつなげる×声を届けるを開催します。
トークゲストにお招きするのは、フェミニズム専門出版社&BOOKSHOP「エトセトラブックス」の代表であり、フラワーデモの呼びかけ人のおひとりでもある松尾亜紀子さんです。松尾さんの活動や仕事を通して浮かび上がる、女性に対する暴力やジェンダー課題についてお話しいただきます。
エトセトラブックスから刊行される書籍には数々のフェミニストたちの声がつづられています。一冊一冊の本に、どのような思いを込め、制作されているのでしょうか。
2019年3月に言い渡された性暴力事件への不当な無罪判決をきっかけに、戸惑いと怒り、疑問の声が高まり、声が声を呼ぶように500人以上の女性が集ったことでスタートしたフラワーデモ。その後、全国各地で行われるなど、大きな社会現象となりました。フラワーデモをはじめるきっかけや全国各地に広がっていった経緯についてもお話しいただきます。
【講師プロフィール】松尾亜紀子(編集者 / エトセトラブックス代表)
1977年長崎県生まれ。出版社勤務を経て、2018年フェミニズム専門出版社エトセトラブックスを設立。翌年フェミマガジン『エトセトラ』を創刊。刊行書は、牧野雅子『痴漢とはなにか』、ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』(堀田碧訳)、小山さんノートワークショップ編『小山さんノート』など。2021年、同名書店をオープン。性暴力の撲滅を目指す「フラワーデモ」呼びかけ人のひとり。
★関連展示 11月1日(金)~11月4日(月) サバイバー・ アート・インスタレーション【そのとき、あなたは、何を着てた?~What Were You Wearing?】(協力:WWYW Sophia)を開催します。性暴力被害に遭ったサバイバーに被害時の服装について記述してもらい、そのイメージに近い服を展示します。「挑発的な服装をした若い女性が性暴力被害に遭う」という先入観をなくし、性暴力とその二次被害を防ぎ、「あなたは悪くない」というメッセージを届けることが目的です。2023年上智大学で開催した服とキャプションをお借りし、男女共同参画センター横浜で開催します。 |