■ある自助グループのメンバーは語ります。
「ドアをあけて初めて来られた方が、ミーティングが終わると少し明るい表情になって帰られます。そんなとき、グループをやっていてよかったなと思います。なかまがいてよかった」
「困ったとき悩んだとき、参加できるグループがこんなにある。これからも小さなグループがたくさん生まれて、みんなの力になっていくのかも・・・。それが希望のように感じられます」
■横浜市男女共同参画センターでは 1988年の開館当初から、さまざまな自助グループがわかちあいの場を開いてきました。
摂食障害、薬物・アルコール等の依存症、育った家庭の機能不全、夫・恋人からの暴力、性的な傷つき、育児ストレス、ひとり親、ひきこもる子をもつ親、乳がん、子宮筋腫・内膜症、不妊、非正規職シングル女性、セクシュアル・マイノリティなど。これまで活動されてきたグループのテーマは多彩です。
■人の数だけ悩みがあります。新しい時代には新しい悩みに名前がついたり、まだ名前のない悩みもあったりするかもしれません。
自助グループをつくってみたい、なかまに出会いたい、そんなあなたを応援します。
工夫を重ねながら場を開いてこられたグループの方たちの体験談を聞いてみませんか。
あわせて、グループをつくってみたい方向けの相談会も行います。
【第1部:体験談】
(1) 当センターで支援中の自助グループの活動紹介
2グループを予定
(2) 自助グループの活動体験談~どうやって始めたの? 安全な運営はどうやって?
●ひきこもりUX女子会
年齢や立場を区切らず、女性だけで安心して集まれる場を一緒に作りたいと、2016年より全国各地で開催。対象はひきこもり状態にある、対人関係の難しさを感じているなど、さまざまな生きづらさをかかえている、女性自認の方。運営は一般社団法人ひきこもりUX会議。
●わくわくシニアシングルズ
概ね40歳以上の中高年のシングル女性、元母子家庭、独身で来た人、別居中の人で集まり、ともに支え合う自助グループ。2024年現在、都内で「中高年シングル女性の交流カフェ」を開催中。
【第2部:相談会】
自助グループをつくりたい方、運営について知りたい方向けに、上記(2)のグループメンバーと職員が ご一緒に考えます。
※自助グループは、同じ悩みをかかえる仲間が気持ちや体験、情報をわかちあう場(ミーティング)を開いています。専門家や援助者は入らず、メンバーは対等で、新しい参加者に開かれています。当事者ならだれでも、いつでも、無料、予約なしで(多くの場合、匿名で)参加できます。ミーティングでは話したいことだけを話し、話を聞いているだけでもOKです。