
※満席となりました。現在キャンセル待ちを受付中です。
男女共同参画センター横浜南では、10代までに親とともに横浜で定住を始めた中国、韓国、フィリピン、タイ、ベトナム、ペルーにつながる20代~30代の女性11名に、仕事や暮らしの状況についてインタビュー調査を行いました。(インタビュー調査概要pdf(1500KB)をご覧ください。)
本調査にインタビュアーとして関わった飯島裕子さんからの報告と、ゲストに横浜市国際交流協会の中村暁晶さん、「ニッポン複雑紀行」編集長の望月優大さんをお迎えしてトークセッション「多様なひとりひとりの声を聴く」を開催します。
外国にルーツを持ち日本で育った人、ハーフやダブルといわれる人たちや、自ら言わなければ外国にもルーツがあるとは見られない人も、それぞれの背景をもって横浜で暮らしています。
日本語の壁、地域社会とのつながり、在留資格取得の難しさ、相談することへの抵抗感、アイデンティティの葛藤、日本社会のジェンダー差別の影響など、様々な課題に直面しているひとりひとりの声を聴き、地域でできることを一緒に考えていきませんか。
10月11日の「国際ガールズデー」にちなんで開催します。
[プログラム]
1 ミニレクチャー
「横浜と移住の歴史」水野晴佳(JICA横浜センター 海外移住資料館)
2 調査報告
「外国につながる第二世代の横浜市若年女性 インタビュー調査報告書」飯島裕子 (ノンフィクションライター)
3 トークセッション「多様なひとりひとりの声を聴く」~数字からは見えない「個」~
・ゲスト
中村暁晶(公益財団法人横浜市国際交流協会 なか国際交流ラウンジ館長)
望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長)
インタビューに答えてくださった方々
ゲストプロフィール
中村暁晶(なかむらあき)
中国・ハルピン出身。1992年に留学で来日。2009年から横浜市中区の「なか国際交流ラウンジ」中国語相談員を務める。外国人中学生学習支援教室のコーディネーターとして、多くの「外国につながる子どもたち」の学習サポートに携わる。2018年から同ラウンジ館長として、教室を卒業した「外国につながる若者」たちの居場所「Rainbowスペース」の立ち上げに携わり、外国人と日本人との共生の懸け橋として活動を続ける。
望月優大(もちづきひろき)
1985年生まれ。ライター。著書に『ふたつの日本「移民国家」の建前と現実』(講談社現代新書)。認定NPO法人難民支援協会が運営するウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」の編集長を務める。ほかにニューズウィーク日本版でのコラム連載、朝日新聞論壇委員など。子どもの貧困など様々な社会問題に取り組む非営利団体の支援にも携わっている。
飯島裕子(いいじまゆうこ)
東京都生まれ。大学卒業後、専門紙記者、雑誌編集を経てノンフィクションライターに。人物インタビュー、ルポルタージュを中心に取材、執筆を行っている。今回の調査にはインタビュアーとして関わった。著書『ルポ コロナ禍で追いつめられる女性たち 深まる孤立と貧困』 ( 光文社新書)、『ルポ 貧困女子』(岩波新書)、『ルポ 若者ホームレス』(ちくま新書)等がある。