「フォーラム通信」2023年夏秋号

「横浜から男女共同参画社会の実現を考える」。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が発行する広報誌です。2023年夏秋号の特集は、「悩みに効く探究心~タイパ世代から見えてくるもの~」。連載「まだ名前のない◯◯」。


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フォーラム通信2023夏秋号12●横浜市男女共同参画センターの取り組みを紹介します事業レポート男女共同参画センター横浜男女共同参画センター横浜南国際女性デー特別企画「選べる生理用品ハッピーギフト」フォーラム南太田では、横浜市社会福祉協議会や企業と連携して、「私の生理と向き合おうproject」として、イベントやキャンペーンを展開しました。2023年3月の国際女性デーにあわせて、新型コロナウイルス感染症の影響で生活が厳しく、生理関連用品のサポートがほしいと感じている横浜在住の女性を対象とした特別企画「選べる生理用品ハッピーギフト」を実施。265名の方に生理用品(生理用ナプキン、月経カップ)をお届けしました。ギフトを受け取った方からは、「生理は毎月のものなので、出費がかさんでいたので助かります。」「自分の体を大切にしようと思うことができました。」「ありがとうございます。わたしもいつか、送る側になりたいです。」などの声が寄せられました。生理用品については、横浜市社会福祉協議会が「ヨコ寄付」事業の一環として寄付を募集し、個人・企業の皆さまより集まった約80万円分のご寄付(物品含む)にて準備をしました。ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。また、地域における健康支援に取り組む薬樹株式会社は、本プロジェクトの一環として、ギフトに応募された方やイベントに参加された方を対象に、生理の悩みについてのLINE相談窓口を開設しました。〈協働事業者〉社会福祉法人横浜市社会福祉協議会薬樹株式会社インテグロ株式会社〈協力事業者〉コメットテクノロジーズ・ジャパン株式会社(P.9参照)パパ&プレパパのためのトークイベント『「父」としての自分を今、考える』講師株式会社アイナロハ代表取締役渡邊大地さん3月19日(日)、暖かな春の陽気に包まれた週末、全国で父親学級などを手掛ける渡邊大地さんをお迎えして、パパ&プレパパのためのトークイベント『「父」としての自分を今、考える』を開催しました。現在進行形で子育て中という渡邊さん。自らの体験談や参加者の事前アンケート結果から本音を話せる雰囲気をつくり、これまでの活動から得られた知見と統計情報を織り交ぜてグループワークの課題を設定し、テンポよくトークを展開。子育て中にパートナーシップを良好に保つ秘訣について、参加者の気づきを引き出しました。約20名の参加者は、海外出張が多く子育てへのかかわり方に悩むプレパパ、3人の子を育てる中堅パパ、子育ての意識をアップデートしようとするベテランパパなど参加動機や立場はさまざまでしたが、「同じ悩みを持つパパたちと話ができて自分のモヤモヤが少しスッキリした」「同年代で盛り上がれて良かった」「想像の100倍面白かった」といった声が寄せられました。


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