001【表紙~本冊】横浜連合婦人会館史 100年のバトンを受けとる

「横浜連合婦人会館史」100年のバトンを受け取る(公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会)


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せられました数々の御厚意また集会の折などの座談の中から経済の原則、主従の礼儀、時間の使い方など数え切れないほど種々学び得ましたことを感謝いたしております。家庭の雑事に追われております自分はどうしてもこの想いをまとめる時間を恵まれませんでしたが、どうしても感謝の意を表したく終わりにこれをもちまして感謝の言葉と致したく御健康をお祈り申しつつ筆を止めます。横浜連合婦人会館史100年のバトンを受けとる92右は昭和八年五月の横浜連合婦人会に提出すべくしたためたのですが、時間の都合上次回に回すようにご注意がありましたので取り止めに致しました。次の総会には渡辺様はそのようなことは御好みにならないから止めた方がよろしいでしょうとの一、二の方のお話でご相談も致さずそのままに過ごしてしまいました。その後横浜連合婦人会は解散し、ほとんどお目もじの折も無く過ごしております。二宮金次郎先生の床の置物などを拝見致します度々に、しみじみ渡辺様の胸像を考え出されます。二宮先生の像を作られました文鎮や床の置物などがどのくらい日本国民に対してよき刺激と大なる教訓を与えておりますことでございましょうか。手近に敬慕する女性を御見上げ致しまして具体的なる感激を受けたい希望は今日なお止みません。公人としてのみならず私人として寄


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