11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です
女性への暴力防止啓発キャンペーン2024(横浜市男女共同参画センター)
内閣府の調査によると、女性の4人に1人がDV(配偶者等からの暴力被害)にあっています。
そして、被害を受けた女性のうち約5人に1人が、その暴力によって「命の危険を感じたことがある」と答えています。
暴力は、その対象の性別や加害者・被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。
特に、配偶者等からの暴力、性犯罪・性暴力、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアルハラスメント等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題です。
また、女性に対する暴力の根底には、女性の人権の軽視があることから、女性の人権の尊重のための意識啓発や教育の充実を図っていくことも重要です。
■パープルリボン
暴力や虐待の被害者にとって、より安全な世界をつくることを目的として、1994年、アメリカ・ニューハンプシャー州のベルリンという小さな町で、近親姦やレイプのサバイバーによって生まれたものです。
女性に対する暴力を許さない社会を目指す草の根運動として世界に広まっており、パープルは女性に対する暴力をなくす運動のシンボルカラーとなっています。
■パープル・ライトアップ
運動期間中(11月12日~25日)は、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなみ、主要な建物やタワーを紫色にライトアップするパープル・ライトアップが日本全国で行われます。これは、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるとともに、被害者に対して、「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください。」というメッセージが込められています。
横浜市内では、男女共同参画センター横浜北や、横浜市庁舎、横浜コスモワールド大観覧車がパープルにライトアップされます。
「女性に対する暴力をなくす運動2024」期間の横浜市男女共同参画センターでの催しや取り組み
男女共同参画センター横浜(フォーラム)
≪関連イベント≫
サバイバー・アート・インスタレーション「そのとき、あなたは、何を着てた?~What Were You Wearing?~」
この展示は、アメリカの倫理学者メリー・シマリングが、レイプ被害に遭った自分の体験を書いた「What I was wearing(私が着ていたもの)」という詩をヒントに始まったアート・インスタレーションです。性暴力の被害に遭ったサバイバーに被害時の服装について記述してもらい、そのイメージに近い服を展示します。「挑発的な服装をした若い女性が性暴力被害に遭う」という先入観をなくし、性暴力とその二次被害を防ぎ、「あなたは悪くない」というメッセージを届けることが目的です。
パープルリボン啓発サロン トークイベント~声をつなげる×声を届ける
トークゲストにお招きするのは、フェミニズム専門出版社&BOOKSHOP「エトセトラブックス」の代表であり、フラワーデモの呼びかけ人のおひとりでもある松尾亜紀子さんです。松尾さんの活動や仕事を通して浮かび上がる、女性に対する暴力やジェンダー課題についてお話しいただきます。
≪その他≫
関連図書展示、「あなたに届ける言葉のお守り」しおり配布
男女共同参画センター横浜南(フォーラム南太田)
≪企画展示≫
漫画『彼女はNOの翼を持っている(ツルリンゴスター著)』展示(予定)
「人に嫌われたくない」「空気を壊すんじゃないか?」そんな思いから、なかなかNOと言えない人たちの想いや関係性を、「NO」を大切にする高校生のつばさが、少しずつ変えていく――…本当は私たちの誰しもが持っている「NO」を丁寧に描く漫画を通じ、若者世代へ向け性的同意について発信します。
≪その他≫
パープルリボンツリー展示、関連図書展示、「あなたに届ける言葉のお守り」しおり配布
男女共同参画センター横浜北(アートフォーラムあざみ野)
≪パープルライトアップ≫
11月上旬から末日まで、夜間ライトアップを実施します。
≪その他≫
パープルリボンツリー展示、関連図書展示、「あなたに届ける言葉のお守り」しおり配布
一人で悩まず、ご相談ください
一人で悩まず、ご相談ください。緊急時は最寄りの警察署・交番または110番へ。