女性の仕事・起業・心とからだの健康支援・DV相談・セクハラなど性差別の申出・パソコン講座、子育て支援等の事業、施設貸出を行っている横浜市の男女共同参画センターです。

「女性起業家たまご塾」第12期前期コースが終了しました!



防災


【南太田】新しい地域連携事業「シニア女性の出番です! 防災塾」実施報告

男女共同参画センター横浜南(フォーラム南太田)で「防災」をテーマにシニア女性のみなさまと地域の暮らしの安心・安全をつくっていく新しい事業、「防災塾」が2012年11月、終了しました。この事業は2012年3月に刊行した「災害時におけるシニア女性の行動と意識に関する調査報告書」の結果をふまえて実施しています。
横浜市および南区の老人クラブ連合会様をはじめ、横浜市、南区役所、講師の方々、お世話になりました関係団体の皆様、そしてご参加のみなさま、ありがとうございました。
その内容をご報告します。


「シニア女性の出番です! 防災塾」 

 

●プログラム (2012/10/411/15、すべて木曜日、初回を除き午前10時~正午)

1

10/4

○横浜「わたしの防災力ノート」の試み(男女共同参画センターの取組)

○東日本大震災における女性支援に取り組んで~仙台からの報告

参加者数

22

2

10/18

○横浜市南区の防災地図を読む

○まち歩きと点検のチェックポイント

 

29

3

10/25

東日本大震災「災害・復興時における女性と子どもへの暴力」に関する調査報告

○護身術ミニ体験!

 

26

4

11/8

○相談力向上!~共感的理解ともえつき防止

 

23

5

11/15

○役立つ情報提供・相談機関紹介

○女性が安心な地域づくりと防災を考える

 

19

共催:横浜市市民局男女共同参画推進課、南区役所、横浜市老人クラブ連合会、南区老人クラブ連合会、南区社会福祉協議会 
企画協力・講師派遣:東日本大震災女性支援ネットワーク

 

 

1 参加者による評価・コメント等

アンケートでは、「たいへんよかった」13(最終回19人中)、「よかった」3人 でした。

地域の男性も参加する防災訓練で講演してほしい。

・高齢なので受講しても無理ではないかとも思ったが、受講してみて、いざという時に何かの役に立ちたいという思いを強くした。

・今の時代、何とか人のつながりを強くしたい。真に男女共同参画実行の時代であると実感した。

 ・女性としてもっと力を出してゆかねばいけないと痛感した。

 ・防災・減災に女性の力が、どれだけ必要かがわかった。

・考えさせられる事がたくさんあり、もっと皆に知ってもらいたいと思った。

・最終回で、具体的にどう女性が防災に関わったらいいかを詳しく聞けたのがよかった。

 等のコメントをいただきました。

2 主な内容

【第1回】防災塾のねらいと、東北の被災地での活動に学ぶ「女性の視点」

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(動画⇒)「YOKOHAMA わたしの防災力ノート」をまとめた当協会の常光明子より、事業紹介のメッセージ 

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宗片恵美子(イコールネット仙台)さん

「防災・災害復興に女性の視点を~東日本大震災における女性支援に取り組んで」。
 現地のエピソード満載のお話に一同、こころを動かされました。以下、ほんの一部ですが、、、


・避難所の女性たちのせんたくと心を支えた「せんたくネット」の活動では、預かりとお届けのチームをつくった。メンバーは全員が女性で、利用する人が安心で頼みやすい、添えられたお手紙に励まされる、など喜ばれた。
・避難所の女性たちに困りごとを聴くと、「生理用ナプキン一個(!)や下着などを男性リーダーから渡されるのがストレス」「送られてくる下着のサイズが合わない」「男性にはがれき処理で報酬があるが、女性が何百人分の調理を3食担っても無償なのか」「更衣室や間仕切り、男女別の物干し場がなく、着替えや洗濯がしづらい」「授乳室がないので母乳が止まり、ミルクを作るにもきれいなお湯がない」「しごとに通うのに子どもを預かってくれるところがない」などが続々と聞かれた。
・そこで我慢することの多かった女性たちの心の回復のために、仮設住宅で「被災女性のための語り合いサロン」を行ったり、手作り品をつくったりという活動を始めた。

・防災訓練も、「地震はいつくるかわからないのだから、昼だけでなく夜の時間帯や宿泊で実施してみるとか、避難所がひらかれたと想定してやってみるとか、津波が危険なのに火災訓練しか行わないなどのミスマッチがないように内容も見直す必要がある」と。(参加者は深くうなづいていた。)

 

【第2回】地域をよく知り、点検する

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●南区総務課危機管理担当係長は消防士 。「ハザードマップを見よう、地域の防災拠点を知ろう」

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【第3回】「災害時における女性の安全」調査結果紹介と実技

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●東日本大震災女性支援ネットワークのゆのまえ知子さんによる、
「災害・復興時における女性と子どもへの暴力」に関する調査 中間報告」。
避難所や避難先、仮設住宅で女性たちがDVだけでなくさまざまな暴力の被害にあうケースがある、と。

その後グループで、DV被害にあって夫から逃れ家を出た女性が避難所で過ごしている場合の対応について、
みなさんで話し合いました。
 

 ●後半、護身術には、86歳の方までイキイキとご参加!  講師はWEN-DOインストラクターの橋本明子さん。

「被害にあうのは若い女性に限りません。アメリカでは老いも若きも同じ率で被害にあっているという調査結果です」。

 こちら(動画)記録です。見ながら練習できます。  

内容は、護身術のためのストレッチ(8分半)、講義 護身術の心得(10)、実技 (20)


【第
4回】相談力向上研修

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カウンセラーの稲邑恭子さん。自分のタイプやくせを点検し、相談を受ける際に

気をつけるべきことについて講義とグループの話し合いで確認しました。

 

 

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●当協会の相談員より、役立つ情報提供・相談機関を紹介しました。 

 

【第5回】まとめ 「女性が安全な地域づくりと防災」
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●浅野幸子講師(東日本大震災女性支援ネットワーク)

「地域の人や暮らしをよく知っていて信頼されている女性の力が重要ですね。女性がキーになって、
必要な情報を女性の視点で提供できるとみんなが助かる」とまとめ講義が大好評でした。
区役所に「あの講演は男女みんなでまた聴きたい」と電話をされた参加者もいらしたとか・・・

 DSC02681.JPG

最終回のまとめより
201112月に改訂された国の防災計画の中に「避難所運営や仮設住宅のコミュニティ運営への女性の参画」「避難所における女性用物干し場や授乳室の設置、女性専用物資の女性による配布」などが盛り込まれた。「計画」に女性の問題が文面として入っていることがいざという時の安心安全な生活につながる。

「計画」を実際に生かしていくには「地域の人たちや暮らしをよく知っていて、信頼されている女性の力が欠かせません。日頃から地域の運営リーダーには必ず女性が入り、女性の声が反映されるようにすることが欠かせない

・横浜市の防災計画はたいへんよくできている。実際に地域の避難所の運営を想定したルール作りに、男女いっしょに取り組めたらよい。

 と講師がおっしゃると、共感のうなづきが広がりました。

終了後、ある参加者が
「後ろに引っ込んでいずに、シニア力、女子力、生かしていこうって元気が出ましたよ」
とつぶやかれたのも印象的でした。情報は力と感じられました。


3  次の地域展開に向けて

今後も横浜市の防災計画をよく知り、とくに男女共同参画の視点をもって自分の地域でそれを生かすとどうなるかを男女いっしょに考える場をつくっていきます。

 また、実際の地域避難所の運営を想定したルール作りに地域の方たち、自治会婦人会、区役所、学校、男女共同参画センターがモデルケースとして取り組むなど、も考えられます。

 

 共催や後援をいただいた団体やのみなさまとも十分に話し合い、地域の皆様のお役にたてたらと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました 

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