フォーラム通信2017年春号

横浜から男女共同参画社会の実現を考える


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特集働き方のコレカラ不安定な体調でむりやり出勤しながら「もう一度休職したら、自分はもうおしまいだ」と思いつめていました。その会社はその後辞めましたが、私は今も元気に働いています(笑)。。 ︱︱  あなたの手の中にあるあなたの手の中にある〝わら〟は? どんな仕事でも、積極的に取り組めば、必ず〝わら〟〟が手に入ります。自分の経験はたいしたものではない⋮と悲観しないでください。自分では、自分が持っているものの価値に気づきにくいものです。ハローワークや就職支援センターが行っているキャリア相談では、あなたの〝わら〟(強み)を見つ(強み)けるお手伝いもしてくれるはずですよ。 〝わら〟を拾いながら道を進んで行くと、最初に思い描いたのとはまったく違う場所で、やりがいを感じる、楽しいと思える仕事にたどり着けます。働くことは、山歩きのハイキング。働くことは、山歩きのハイキング。まっすぐに頂上を目指したり、高い山を登るだけが、山の歩き方ではありません。焦らず、急がず、回り道も楽しんでいきましょう!私の〝わら〟(強み)になり、その後営(強み)業職に就いたときに、丸ごと役立ちました。 ︱︱ とはいえ、体が一番!  「仕事を投げ出さない」ことは、「逃「逃げてはいけない」ということではありません。自分の心や体を損なうような状況で、耐え忍んではいけないので状況で、耐え忍んではいけないのです。過労死やパワハラ、セクハラなす。過労死やパワハラ、セクハラなど、労働をめぐる凄惨なニュースが後を絶ちません。若い方には、したたかに、世の中をサバイブする(生き残る)という感覚を持ってもらいたいです。あなたの職場がいわゆる「ブラック」で、心や体を壊しそうな環境ならば、一刻も早くそこから離れてください。 休むとき、辞めるときは不安に思うかもしれません。けれど、あなたの手には次につなげていく〝わら〟があります。電話応対、コピー取り、資料作成⋮一つひとつであなたが重ねてきた工夫、職場を支えてきた努力は、あなたの〝わら〟です。ブラック企業で働いた経験も、〝わら〟と言えます。次の〝わら〟職場を探すときに、危険度を測る物差しになるからです。 私も、うつ病で休職したことがあります。はやく復帰しなくてはと焦り、―変化しないことはリスク中小企業に一般事務職として入職し、十数年ずっと同じ仕事をする女性は少なくありません。同じ仕事、同じ環境で新しいチャレンジがないと感じる状態が3年以上続くなら、自分から変化を作った方がいいかもしれません。まずは今の場所で、何か一つ新しいことができないかを考えてみてください。「今さら…」と思うかもしれませんが、これからは職業人生50年の時代です。今スタートすれば、5年後、10年後には大きな違いが生まれます。勇気を持って!5 フォーラム通信2017春号


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