カフェやミニギャラリーがあります。施設貸出、女性の仕事、男女の子育てや心とからだの健康づくりなどを応援する講座やイベントを開催しているフォーラム南太田です。

【実施報告】5/19(土)WANシンポジウム2018@よこはま 女たちの活動が、社会を変えた。~「 待ったなし!」の市民ニーズに応えるNPO



防災


スタッフ日記

「震災をこえ、世代をこえ、ちがいをこえて」フォーラム南太田まつり 理事長日記より

作成日 10月24日 作成 フォーラム南太田 スタッフ日記 カテゴリ くらし・自己表現,心とからだの健康,日記

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さる10月16日、フォーラム南太田まつりにて 主催イベント「災害と女性のチカラ」を開催しました。
翌日の神奈川新聞にも掲載されました。また、

このイベントについて、当協会の合田加奈子理事長(写真)がレポート!
ご一読いただければ幸いです。 


“災害と女性のチカラ”をテーマにしたトーク&ライブはこんな内容でした。

横浜の作家・山崎洋子さんの講演では、

「横浜は、横浜村という小さな漁村からスタートして、慶応2年の大火(関内にあった遊郭など周辺が全焼)、1923年の関東大震災、1945年の横浜大空襲という3つの大きな災禍を経てきた。慶応の大火では遊郭の女性が逃げられず300人以上が亡くなった。大地震では、“朝鮮人に襲われる”という流言飛語の結果、1000人を超える朝鮮人が殺された。戦後、進駐軍の駐留に伴い、身を売る女性が多く、たくさんのハーフの赤ちゃんの死体が捨てられ、山手外国人墓地(山手の外人墓地とは違い、根岸にある)に800体以上眠っている」(ご著書の『天使はブルースを歌う』にくわしい)と語られ、弱い立場の女性や、ひどい差別を受けていた人の置かれた厳しい状況が、この横浜にも多くあったことに気づかされました。特に大きな災害時は、流言飛語に惑わされないことが大事と話されました。

 (センター横浜のライブラリにはご著書が20冊近くあります。ぜひご利用ください)

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続いて、岩船館長から南区で行なったアンケート“災害時におけるシニア女性の行動と意識”調査の報告を行ないました。南区老人クラブ女性部の協力を得て900通もの回答をいただいたものです。

 
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リレートーク「災害・復興と女性」では、まず仙台市から来ていただいたNPO法人あかねグループ理事で配食責任者の清水さんの報告。
発災時は弁当づくりの最中で、仲間はできあがった弁当が落ちないよう手を伸ばして一生懸命押さえて守っていたそうです。その弁当を、あの地震の当日、平均年齢64歳という会員さんたちが配りにいったというのがすごいですね。この弁当を待っているお年寄りがいるという強い思いですね。顔の見える関係で事業を続けるNPOならではの活動だと思います。

 

続いて、横浜災害ボランティアバスの会代表理事の秦好子さんの報告。秦さんは元横浜市消防局の職員で防災活動に尽力された方で、現在も多方面に活躍中です。
秦さんはシニアのチカラとして、「聴く耳」と「相づち」力を挙げられました。
避難所は知らない人との同居で、すべてを失った人々の集団。泣き言を言えないストレスと不安をかかえ、劣悪な環境で心身の不調に苦しみます。「そんだすなー・・・つらかったすべー・・・うんだしー。」という同情と不安の共有こそ和らぎだと。被災地で支援活動に携わる人ならではの言葉でした。


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この後の歌と朗読ライブは、Y
ouプロジェクト(世界中の人から、大震災で悲しみをおったあなたにメッセージはがきをよせてもらうもの)の紹介で、
「ちくわぶ」さんのギターと歌に合わせて、「ときたま」さんが世界中から寄せられたメッセージを朗読するもの。
舞台にメールの画像も映し出され、メ-ルアートという表現で、世界中からの応援が届いていることが伝えられました。
心を癒す歌声とメッセージの温かさに、人は、震災をこえ、世代をこえ、ちがいをこえて、心をつなぎあえることを感じるひとときでした。


ライブと展示の報告はこちらにも上がっています。
http://you-project.net/?p=4376

災害と女性のチカラ その2★南区のシニア女性900人に聞きました

作成日 10月11日 作成 フォーラム南太田 スタッフ日記 カテゴリ くらし・自己表現,心とからだの健康,日記,市民・NPOとの協働

フォーラム南太田ではこの夏、地元南区の65歳以上の女性にこのたびの震災前後の行動や今思うことなどについて聞く、20問のアンケート調査を行いました。
南区老人クラブ連合会のご協力で、約900人の回答を得ることができました。
結果について、タウンニュース1面にも取り上げられています!

「もし横浜で震災が発生したとして、あなたができそうなことはなんですか」(複数回答)という問いに対して、こんな結果が出ました。
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(「災害時におけるシニア女性の行動と意識に関する調査」より)

イザというときに地域に、家にいる人がいない昨今。こうした比較的健康なシニア女性たちのもつ力はいかばかりか。。。
自由記述でも「なんでも自分にできることで人助けしたい」「町内で見守り隊をつくっています」などが書かれています。
また、「今年は震災で大変でしたけど、逆に近所では声をかけあうことが増えていい面もありますよ」とニッコリ話す方もいらっしゃいました。

また、災害関連では専門家の方がこんなふうにおっしゃいます。
「阪神大震災の時、亡くなった方の2割は避難所で、だったんですよ。あったかいお湯がほんの1杯あれば助かったかもしれない。拠点を作ったり予算をつけるだけでは支援が届かないことがある。そんなときに女性たちが運営に入ることが本当に必要です」
(秦好子さん/元消防吏員、横浜災害ボランティアバスの会代表)
なるほどー、と思うことがたくさんあります。

いよいよ次の日曜日、16日はフォーラム南太田まつり「震災をこえ、世代をこえ、ちがいをこえて」です。

調査報告あり、秦さんや仙台の配食サービスで活動中の方もお招きしている
トーク&ライブ「災害と女性のチカラ」にぜひお出かけください。
4部構成の盛りだくさんのイベントで、入場無料。
10/16 13:00~15:30

最後は世界中から寄せられて1000枚をこえた「あなたへ あなたと」被災地へ送るメッセージハガキの朗読と映像上映、オリジナルソングのライブも(企画:YOUプロジェクト、出演はときたま&ちくわぶ)。
7月に南太田でも展示し、たくさんの方がハガキを寄せてくださいました。
展示は13日から16日まで、1階から3階まであふれる勢いで行っています。

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災害と女性のチカラ その1★「88年前の女学生の記録から」

作成日 10月03日 作成 フォーラム南太田 スタッフ日記 カテゴリ くらし・自己表現,心とからだの健康,日記,情報ライブラリ
今年は震災を受けて、フォーラム3館で「防災・災害と女性」関連の事業に取り組んでいます。
南太田ではとくに、16日のまつりの日に同時開催するイベント「災害と女性のチカラ」のご紹介をかねて
連載で日記を書いてみたいと思います。
本日はその1
まず、基調講演をお願いしている横浜の作家、山崎洋子さんよりたいへんおすすめの
こちら ↓ 『フェリス女学院150年史資料集 第1集 関東大震災 女学生の記録』より少しご紹介します。

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これは関東大震災の翌年、フェリスの国語の先生が10代半ばの生徒たちに墨で自分の記録を書かせ、
和綴じで残されていた貴重な一冊。昨年同学院で復刻されました。
もともとのタイトルは「大正拾貮年九月一日大震火災遭難実記」。
冒頭の作文です。少し長くなりますが。。。

「地震のあった日
 
 本科5年 鈴木のぶ

彼の日は朝から雨が降って、それに少しの風さへ加って居りました。
私はお友達との約束が御座居ましたので、青年会へタイプの御稽古に参りました。
その日は珍しく同級の方5人きりで他の方々がお見えになりませんでしたので、いつもよりも熱心に打って居りました。少し疲れをおぼえて、私は私共の居りました3階の硝子窓を通して、本町通から桜木町へと視線を走らせて居りました。
そのとき、吉川さんが「最早12時になりますから今日は是だけにして帰りませう」と申されましたので、(中略)いつもの通りに機械をかたづけて丁度私が廊下に出たとき、グラグラとゆれだしました。私はハッと思って傍の柱にしがみつきました。(略)
私が正気にかへった時は、最早私の身体は何か重い物におさへつけられて、少しも動かすことができないようになって居りました。呼吸さへもやうやうのことで、今にもこのまま息ができなくなるのではないかとさへ思はれました。その苦しさは例えようがありませんでした。すると吉川さんの声で「鈴木さん助けて」と云布野が、たしかに私の耳にすぐそばから聞こえました。
私の両眼はかすかに光を認めることで、はれふさがって居りました。その時、私はもう間もなく天父の許に召されるのだと思ひましたが、見えないながらも目の前に浮かんだのは、常日頃から慈愛深い父母の顔でした」

このあと、筆者はおともだちと桜木町駅までのがれていき、鼻血を着物の袂で押さえながら、迫ってくる火から逃げ回ります。焼け残った自動車のなかにひととき身を横たえるも、夜明けまでほっとできなかったことがつづられています。

読んでいると、昔はいまより家族のきずながとても強かったんだな、女学生は女中さんと避暑から帰ってきて、残る夏休み10日間で宿題を片付ける算段だったのだな、などいろいろと興味深く。。。
とにかく当時は木造家屋が倒壊し、火の海を避けて高台に必死に逃げたこと、家族との再会のうれしさ、
などがどの作文にも出てきます。記録し、伝えることの意味を改めて感じます。
(本はまもなく貸し出し可能になります)

すべて焼け崩れて焦土と化した横浜。
そこで復興活動に手弁当で奔走した横浜の女性たちが、募金を集めて活動拠点にと
フォーラム南太田の前身である「婦人会館」を昭和2年、紅葉坂に建設したのでした。

横浜を舞台にした作品を多く書かれている、山崎洋子さんからのメッセージです。
「歴史に学び、いまこそ女同士、力を信じ合いましょう」
10月16日(日)13時からの講演のお題は「横浜に生きる~震災、戦禍をこえて」
入場無料です。この講演から始まる
 トーク&ライブ「災害と女性のチカラ」はただいま申込み受付中です。
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