18日までの自助グループ募集と『だれかのいとしいひと』
「わたしたちは、それぞれの目的地へいくために、
うんざりするくらい いろんなバスに乗り続けているのかもしれない
バスに乗り、だれかと出会い、
言葉を交わしたり交わさなかったりし
おりて、乗りかえて、またそこで
だれかと出会う。永遠に。
どこかへたどりつくまで」
(角田光代 『だれかのいとしいひと』 所収の短編 「転校生の会」 より)主人公はボーイフレンドと別れた女子高校生。
元カレを理解できなかったのは、カレが転校生であったことに鍵があるのかもと思い
「転校生の(経験をわかちあう)会」に出かけてみる。
そこで彼女は思うのだ。
「ああ、この人々は今、人生の中でたまたま、
このバスに乗り合わせている なかま なのだ」 と。
あるとき私は
担当する講座の中で 若い女性が話すのをききました。
「子どものころ転校生で、いじめられてた。その自分から、なかなか先へ行けない・・・」
そのとき、この小説を読んでみたら、と紹介しました。
「グループは2人以上いればいつでも、自分のために作れるので
お手伝いしますよ」
でも、実際に作るのは、そしてあとから同じ悩みを悩んでいるひとたちに
足を運んでもらえるように場をひらきつづけるのは 案外たいへんなことです。
みんな、自分のことでせいいっぱいなんですから。。。
「なかまがいてよかった」というたくさんの声、つぶやきを励みに
フォーラムでは1988年の戸塚の開館以来、自助グループの活動に
場を提供してきました。
共催の
アディクションセミナーin横浜 は 今年で第23回を迎えます。
10年ほど前までは10いくつかのグループで年間2000人ほどの利用者でしたが
現在では
3館でおよそ40のテーマも悩みも多岐にわたるグループがあり
みなさんの力で 場がつなげられています。
今年の自助グループ募集は2/18まで。
ひらかれている自助ミーティングには いつでも、どなたでも
名乗らなくても 参加できます。
リンク集にもたくさんの情報を掲載しています。
よろしかったら、ごらんください。
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写真は、、フォーラムの裏庭にある杏の花が咲いたところです。(2010年3月半ば)
春が待ち遠しいこのごろですね。